CASE STUDYケーススタディ

AI/アルゴリズム開発

ブルー・マーリン・パートナーズはこれまで培ってきた企業分析の知見や戦略コンサルティングの独自の切り口を活かして、国内トップレベルのアルゴリズムを開発し、データベンダー、M&A仲介、金融機関など、様々な企業様に新たな価値提供を進めています。また、AI経営コンサルティングの領域にも現在事業を拡大しております。

課題

かつては、企業情報に蓄積したローデータ自体に価値があり、データをそのまま提供することで顧客のニーズが満たされていました。しかし、現在では、企業情報はオンライン上で誰でも入手できる時代になり、またウェブクローリングによって、データ収集も容易になり、もはやローデータを保有していることに価値は見出せず、データベンダーにとっては苦しい現状となっています。
さらには、情報規制も厳しくなり、企業に取材に行っても十分な情報が得られないなど、追い打ちをかける厳しい事態に対面しています。

創造の流れ

01. 課題を解決するアルゴリズム開発

そういった課題を抱えた某大手データベンダーと、現在、投資家をターゲットにした「業績予測」アルゴリズム開発プロジェクトをグループ会社の株式会社シェアーズと共に推進しています。具体的にはブルー・マーリン・パートナーズが得意とする事業構造分析で企業の定性情報を定量的に分析するアルゴリズムを構築し、事業を安定性と成長性の観点から収益予測を導き出すというものです。これは、現在企業分析レポートとして、投資家やファンドマネージャーからもスタンダードに使用されている、「四季報」に肩を並べるプロダクトとなる予定です。レポートの根拠が取材でなく事業構造であることから、精度の画一性、海外の企業データも対象にできるという拡張性、人件費を大幅に削減できるという低コスト性などさまざまな観点で評価を得ています。
ブルー・マーリン・パートナーズでは大手外資系コンサルティングファームの出身者のメンバーでアルゴリズムチームを構成しており、日本トップレベルの精緻な企業分析が可能です。

02. AIスペシャリストのチームビルディング

ただ、それだけではサービス化には不十分ですので、AIのスペシャリストもチームに参画させることで、分析の自動化も行い、より効率的で精度の高い分析に磨きをかけています。また、当然ながらそれらを実装するシステムを構築するエンジニアもチームアップしています。

03. サービス化を可能にするAIや事業創造のノウハウ

さらに、ブルー・マーリン・パートナーズが最も得意とする事業創造の初期のステップであるコンセプトづくりの観点を取り入れ、マーケットのニーズや課題を抽出し、実証実験などの段階を踏むことで、サービス化したのち確実にプロダクトが市場にフィットするように仕組みづくりを徹底することで、他社との圧倒的な差別化を図っています。

アウトプット

1. 業績予想アルゴリズム

すでに東証一部上場企業3600社の事業構造分類や業績予測を導き出すことに成功しています。今後は未上場企業や海外企業の分析も進める予定で、この先も大いに期待が持てる新生アルゴリズムです。

2. 与信・提案アルゴリズム

主に地銀様向けに、事業性融資プロセスを効率化を目的とし、事業性評価をサポートするアルゴリズムを大手SI企業とプロジェクトを立ち上げ取り組んでいます。金融庁発の改革による事業性融資の流れに対応しきれていない地銀様にお役立ていただける、日本経済に大変インパクトのあるアルゴリズムです。

3. 株の自動売買アルゴリズム

その他にも、株の自動売買アルゴリズムなど、様々な場面で活用されるであろうアルゴリズムをビジネスサイドの視点から、日々開発を進めています。